三重県気候変動適応センター

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センター活動記録

2020.08.31

「鈴鹿川のおさかな観察会」で気候変動の話をしました。(2回目)

 2020年8月22日、鈴鹿高校と鈴鹿市の主催による「鈴鹿川のおさかな観察会」が鈴鹿高校で行われました。
 今回は、7月に続いて2回目の開催です。12組32名の親子が参加しました。

 前回同様、鈴鹿市環境政策課の服部課長の挨拶に引き続き、冒頭10分ほど時間をいただいて、当センターから「気候が変わると鈴鹿川のさかなはどうなるの」というタイトルでお話をさせていただきました。

 参加した子どもたちも保護者の皆さんも、お目当てはもちろん、魚のお話と川での魚とりですが、気候変動のことにも、それなりに関心を持っていただいたようです。

 当日、鈴鹿市が実施したアンケートの「気候変動の説明について、どのように感じましたか」という設問に対して、保護者の皆さんからお寄せいただいた主な意見は以下のとおりです。

  • 異常気象はすごく気になっているので、わかりやすい説明をありがとうございました。
  • 気候変動を「ネコギギ」という鈴鹿川の魚の生息と結び付けて説明しているところが身近に感じられておもしろいと思いました。
  • 気候変動において身近な川の変化があるというのがよくわかりました。
  • エコを心掛けたい気持ちと社会活動の両立が大切だと思いました。
  • 子供のために将来のためにも環境を大事にしないといけないと思う。

 当センターからの話に続いて、鈴鹿高校の自然科学部顧問の西飯先生から、鈴鹿川に住んでいる様々な魚や水生生物の特徴と見分け方についてのお話がありました。

 短い休憩をはさんで、いよいよ鈴鹿川での魚とりです。
 自然科学部の皆さんは、全員がウェーダー着用で川のプロといった風情です。
 他にも鈴鹿高校の生徒たちがボランティアとして、安全確保のため、川の流れの急なところに立ったり、道案内をしたりと活躍していました。

 鈴鹿川では、まず、西飯先生が投網をうち、川の真ん中にいる、すばしこい魚を捕まえました。

 それから、家族ごとにわかれて、岸辺の草が生えているあたりに潜んでいる魚や水生昆虫を、手に持ったタモ網で捕まえました。

 魚とりのあとは日陰に集まり、西飯先生から、捕まえた魚等の名前を教えてもらい、水槽に入った魚を順番に観察しました。

 鈴鹿市内の小学校では、8月24日から2学期が始まりました。子どもたちには、夏休みの最後に楽しい思い出ができたと思います。

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