三重県気候変動適応センター

MENU

センター活動記録

2020.08.05

「鈴鹿川のおさかな観察会」で気候変動の話をしました。

 2020年7月26日、鈴鹿高校と鈴鹿市の主催による「鈴鹿川のおさかな観察会」が鈴鹿高校で行われました。
 この観察会は、例年、募集開始からすぐに申込枠がいっぱいになってしまう人気の講座です。当日はあいにくの雨でしたが、8組19名の親子が参加しました。

 鈴鹿高校と鈴鹿市のご厚意により、冒頭10分ほど時間をいただいて、当センターから「気候が変わると鈴鹿川のさかなはどうなるの」というタイトルでお話をさせていただきました。

 昨年、三重県内の気候変動影響について、聴き取りを行った際、鈴鹿高校の自然科学部顧問の西飯先生から、鈴鹿川に住む天然記念物の魚「ネコギギ」について教えていただいたことを中心に、パワーポイントにまとめて説明しました。

 気候が変わってきていること、気候が変わると鈴鹿川の生きものの生活も脅かされてしまうこと、そのために今すぐできる温暖化対策など、子どもたちに少しでも伝わっていればいいなと思います。

 続いて、西飯先生から、鈴鹿川に住んでいる様々な魚や水生生物の特徴と見分け方についてのお話がありました。ネコギギの生態、識別方法などについてもお話がありました。

 子どもたちは、配布された資料とスクリーンの画像を見比べながら、先生の話に熱心に聞き入っていました。

 このあと、2班に分かれ、理科室では、鈴鹿高校のみなさんが事前に捕獲した生きものの観察と名前あてクイズを、自然科学部の部室では、飼育しているネコギギの観察を楽しみました。

 そして、最後に、少し雨は降っていましたが、高校の敷地内にある小さな用水路で、タモを使って魚や水生生物を捕まえました。西飯先生からは、採集した魚等の名前を教えてもらいました。

 雨天のため、鈴鹿川に入っての魚の捕獲はできませんでしたが、子どもたちには満足のいく観察会だったと思います。

TOP