2023.03.30
水産海洋学会 地域研究集会での普及啓発
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2月25日、三重県伊勢庁舎(伊勢市)において、水産海洋学会の地域研究集会が開催されました。
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今回の研究集会のテーマは、 黒潮大蛇行です。
2017年8月に始まった黒潮の大蛇行は現在も継続しています。大蛇行は三重県沿岸域の海水温を上昇させる傾向にあり、三重県の漁業に大きな影響を与えています。
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参加者を対象に、当センターが三重県水産研究所の協力を得て実施した、気候変動による養殖水産物への影響予測事業の結果をまとめたリーフレットを配布させていただきました。
リーフレットをご覧いただいた海女、漁協職員などの漁業関係者からは、次のようなご意見が寄せられました。
- 各養殖水産物について、温度や日数等の具体的な数値を示したことで今後の漁業経営を考える参考になる
- 近年、海水温が高温化しているため、海水温が今後さらに上昇するという予測は現場の感覚とも符合する
- 危機感があったが、より具体的になった
- 海水温上昇によるプラスの影響や養殖手法の転換や魚種の転換による可能性についても記述すべきではないか
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なお、リーフレットは、1月27日に、今回と同じ三重県伊勢庁舎で開催された「スマート水産業研究会シンポジウム」の場でも、参加者に配布させていただきました。
今後も様々な機会を捉えて、幅広く普及啓発に活用していく予定です。