2021.02.26
津市環境基礎講座での講演
2月13日、津市環境学習センターで開催された「津市環境基礎講座」で気候変動適応についての話を聞いていただきました。
講座を主催した「新雲出川物語推進委員会」は、平成20年9月、津市を流れる雲出川流域で自然環境を保全するとともに山川海をつなぐネットワークを構築して、市民、事業者等が一体となって環境保全や地域振興を図ろうと設立された団体です。
講座は、9月から2月まで5回にわたって開催され、今回はその最終回にあたります。
第1回(9月) 座学:家庭ごみの現状と分別(講師:津市環境部)
見学:津市西部クリーンセンター、津市リサイクルセンター
第2回 (11月) 見学:三重県環境学習情報センター(四日市市)
四日市公害と環境未来館(四日市市)
第3回(12月) 座学:津市の環境政策(講師:津市環境部)
討議:地域ボランティア活動について
第4回(1月) 座学:津市の自然環境(森林の現状)
(講師:中勢森林組合 理事・参事 山崎昌彦氏)
有機農業の推進とごみのたい肥化
(講師: 堆肥・育土研究所 代表 橋本力男氏)
この最終回として、以下の内容で講座が実施されました。
座学:地球温暖化の現状と対策
(講師:三重県地球温暖化対策課、三重県気候変動適応センター)
河川と伊勢湾の現状と対策(講師:三重県大気・水環境課)
県が「緩和」について、当センターが「適応」について、分担してお話をさせていただきました。
当センターの講演内容は、世界と日本の気候の変化、三重県の気候の変化と将来予測、農林水産・自然・防災・健康の各分野で、三重県内の関係者が実感している気候変動の影響と、講じられている適応策についてです。
当日の受講者は16人。主催者側スタッフ、市の関係者の皆さんも含め、多くの方が頷いたり、メモを取ったりしながら、終始、熱心に耳を傾けていただいたのが印象的でした。