三重県気候変動適応センター

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センター活動記録

2024.09.26

森林を守り、林業を未来へつなげたい(その1)  ~森林組合とは、松阪飯南森林組合の特色~

上空から見た松阪飯南森林組合

松阪飯南森林組合

この記事は2023年9月26日に実施したヒアリングに基づき、
三重県気候変動適応センターが作成しました。

森林組合とは

 日本の国土は約7割が森林で、そのうち約7割が個人や企業等の所有する民有林です。
 森林組合は、森林組合法に基づき、私有林の所有者が出資金を出し、組合員となって作る協同組合です。松阪飯南森林組合には、2023年4月現在、1,848名の組合員がいます。

 森林組合には、高い林業技術を持ったスタッフが充実しており、組合員や地域からの森林づくりや森林経営の要望に応えています。また、森林の巡視や調査、行政の支援制度に関する情報提供等も行っています。

松阪飯南森林組合の特色

 多くの森林組合は、森林の整備や管理等の基本的な森林整備事業だけを行っています。
 当組合では、森林整備事業の他、組合員やその他の人が搬出した木材を販売する市場の運営や、杭や足場材等の製造販売、家具等の製作販売を行っています。
 クヌギ、ナラ等の広葉樹を活用した菌床しいたけ等のブロック生産販売も行っています。また、町中にある危険木の伐採も行う等、多角的に事業を展開しています。

 当組合が事業対象としている森林は、松阪市の総面積62,380haの約69%にあたる42,957haに及びます。事業規模は、令和4年度取り扱い事業量(売上高)で12億9千万円となっています。ここ数年を見ても、事業量はほぼ同額の約13億円前後で推移しています。

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