国による三重県の将来予測 ～ 気候, 農業, 水環境, 自然生態系, 自然災害, 健康 ～
国立環境研究所が運営する気候変動適応に関する情報ポータルサイト「A-PLAT」では、「気候」「農業、森林・林業」「水環境・水資源」「自然生態系」「自然災害・沿岸域」「健康」の6つの分野について、 全国と各都道府県の将来予測データがマップやグラフで提供されています。
「基準期間」（1981年～2000年）との比較で「21世紀半ば」（2031年～2050年）と「21世紀末」（2081年～2100年）の予測結果が提供されています。
一例を挙げると、「農業」では、米の収穫量について、収量重視と品質重視の二通りの条件で、21世紀半ばと21世紀末の将来予測を見ることができます。
収量重視（左）と品質重視（右）
同様に、「自然災害」では、斜面崩壊発生確率について、「健康」では、ヒトスジシマカの生息域についての将来予測を見ることができます。
予測結果をご覧になるには、こちらから入って、日本地図の三重県をクリックして下さい。
なお、これらのマップやグラフとは別に、様々な研究成果を対象に、自分で条件を選んで将来予測を見ることも出来ます。
下の例は、国立環境研究所作成のNIES2019データに基づく「21世紀末」（2091年～2100年）の気温の上昇予測です。
気候変動対策を強化しなかった場合（RCP8.5 左）と強化した場合（RCP2.6 右）
どの研究成果の、どのデータを使い、どの排出シナリオ（※1）を前提に、どの気候モデル（※2）に当てはめるかによって、将来予測は変化します。
利用はこちらからどうぞ。（ 日本地図の三重県をクリックしてから、画面左側に表示される条件を選択して下さい。）
※1 排出シナリオ：これから温室効果ガスの排出をどれくらい削減できるかという仮定
※2 気候モデル：将来の気候をシミュレーションするためのプログラム